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室外機の清掃は必要?

室外機を掃除しないと衛生的ではない、と思われる方がいらっしゃいますが、室外機と室内機の間では、空気のやり取りは行っていません。

エアコン(室内機)は、お部屋の空気を熱交換器(アルミフィン)から吸い込み、その空気を吹き出し口(ファン)から吐き出しているのです。室外機が汚れていても、汚れた空気が室内に入ってくることはありません。

ただし、ドレンホースは室外とつながっています。室外に臭いの原因がある場合、その臭いをお部屋に吸い上げ、エアコンから悪臭がすることもあります。

 

室外機とは、その名の通り室外に設置する機器です。「屋外仕様」なので、ある程度の粉じん、雨等の水滴や砂塵など、風雨に耐えられることを考慮の上、設計されています。またそのような影響で、大幅に性能が低下することはありません。

基本的にノーメンテナンスを前提に設計製造されています。よく商業ビルの高層階の壁面に、室外機がズラリと並んで設置されているのを、見たことがないでしょうか?

メンテナンスすることを前提としていないので、高層階のなんの足場もない場所にでも、室外機は設置(放置)することができるのです。

 

「省エネ効果がある」と、室外機の掃除を勧める業者も、上記のような環境下の室外機を掃除することは、まずありません。殆どの業者が、高所にある室外機の掃除は受付けてはいないんです。この事実が、室外機の掃除には、「あまり意味がない」ということを露呈させているのではないでしょうか。

 

当店では、オプション追加での室外機の掃除は、不必要だと考えております。

室外機の掃除をすることで、お部屋の空気がきれいになると思われている方もいらっしゃいますが、室内機と室外機の間では、空気の循環はしておりませんので、室外機が汚れていたとしても、汚れた空気が室内に入ってくることはありません。

 

「電気代が節約できる」という謳い文句で、室外機の掃除を勧める業者もいますが、設置箇所を確認してみてください。どんなにきれいに掃除をしても、お外に放置されている室外機は、エアコンを作動させるたびに、ススやホコリなどを吸い込み、数ヶ月もすれば、すぐに元通りに汚れてしまいます。

 

【室外機の掃除が必要な例】

室外機は冷房時に、冷媒ガスに圧をかけ、その際に発生する熱を排気放熱しています。室外機のカバーの外側から見ると、大きなプロペラが内側で回っているのが見えるかと思いますが、そのプロペラファンが回転することで排気放熱しています。この排気放熱が、室外機が過度に汚れていることで、効率が落ちることがあります。

 

室外機裏側の熱交換器(アルミフィン)を覗いて見て、ゴミやホコリ等によって薄い金属板の隙間が、見えないくらい目詰まりしている場合は、熱伝導率が落ちますので、効率は落ちていると言えます。なので洗浄するのとしないのでは、した方が良いと言えるのですが、これは費用対効果の判断となります。

 

正直、プロに室外機クリーニング依頼しても、お客様が期待しているほどの省エネ効果は得られません。室外機の掃除は、簡易清掃でも十分です。

以下の簡易清掃でも汚れが取れない場合はクリーニングの対応が可能です。

 

【室外機の簡易清掃方法】

●大きめのゴミ(葉っぱ・ビニール・ツタなどの紐状のもの)が、プロペラなどについている場合は、エアコンを停止させ、室外機が停止したことを確認後、棒状のものなどを活用し、取り除いてください。

 

●熱交換器(アルミフィン)が目詰まりしている場合は、外から使い古しの歯ブラシなどを活用し、上から下に溜まったホコリ、汚れをなぞるように取り除いてください。

 

●カバーなどのスス汚れが気になるのであれば、中性洗剤などを使用し、ブラシやスポンジで洗っても問題ありません。屋外仕様の室外機は、カバーの上からであれば、水をかける位では故障するような設計にはなっておりません。

 

【熱伝導率アップの豆知識】

省エネが目的であれば、室外機に太陽の熱が直接あたらないように、1m位離れたところに「すだれ」や「植木」などで日陰をつくることで、夏場の熱交換性能は確実にUPします。

逆に冬場は、太陽の熱が直接あたるようにしましょう。くれぐれも室外機の吹き出し口付近やその周囲に物を置いたり、ふさいだりしないようにしてください。